第4次再審請求闘争を全力で闘おう 

狭山事件の再審を求める市民集会  


狭山事件の再審を求める市民集会

 東京高裁寺尾裁判長による不当な有罪判決から51年を迎える2025年10月31日、「狭山事件の再審を求める市民集会」が、「石川一雄さんの雪冤を!東京高裁は再審開始を!」を掲げ、芝公園で開催された。

 全国から約1200人が参加した。主催は、狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会。

 石川一雄さんの写真パネルがおかれる中、第4次再審請求人である連れ合いの石川早智子さんが「私も78歳。生きている間に無罪を獲得し、天国で待っている一雄に報告したい」と涙ながらに訴えた。中山主任弁護人も車いすから再審勝利を訴えた。竹下弁護団事務局長は、東京高検の異同確認と称し、意見書提出を今年度末とする引き延ばしを批判し、来年2月予定の第3回三者協議に向け弁護団としての決意を述べた。

 基調提案では片岡明中央狭山闘争本部長が「来年2月の三者協議で家令裁判長が鑑定人尋問を行う方向付けをする可能性がある」との見解を示し、「全力で闘おう」と呼びかけた。

 鎌田慧さんは、人質司法を批判し再審無罪へ世論を高めようとアピール。

 連帯アピールでは、えん罪被害当事者である「東住吉事件」の青木惠子さん、「湖東記念病院事件」の西山美香さんも駆けつけ勝利を訴えた。

 集会終了後は日比谷公園に向けてデモ行進を行い再審開始と再審法改正などを訴えた。また、「狭山事件の第4次再審請求で事実調べを求める緊急署名」が21万筆を超えたことも報告された。都連も狭山東京実行委員会の仲間とともに集会とデモを貫徹した。

 デモ終了後は、狭山東京実行委員会中条議長の団結頑張ろうで第4次再審勝利に向け全力で闘っていくことを確認した。

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